“人は話し方が9割”から学んだ聞くことの重要性
この本の作者は松永茂久さんです。
全国で数々のセミナーをしていて「人のあり方」を伝えるニューリーダーとして活躍しています。
若者から圧倒的な支持を得ており、公演累計数なんと40万人!!
さらに松永さんは著者としての顔もあり今までに100部の本を手掛けています。
そんな松永さんが今回出した本は
“人は話し方が9割”
1分で人を動かし100%好かれる話し方のコツ
を読んで聞くことの重要性についてお話ししたいと思います。
てっきりこの本では場面別での言葉のテクニックを紹介すると思っていたので読んだ自分自身もびっくりです。笑
なぜ話すより聞く方が大切かはこの本に書かれている人から好かれる3大原則にあるからです。
その3大原則とは、
•「人は、誰もが自分のことをが1番大切であり、1番興味がある生き物である」
•「本来、誰もが自分のことを認めて欲しい、自分のことをわかって欲しいと熱望している」
•「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」
上記の3つは自分から話して相手のことを分かろうとするよりも、相手の言葉から相手のことを理解することこそ1番相手のことを理解する事ができるからです。
そもそも自分のトーク力で人を惹きつけれるなら苦労は来ませんよね。。。
ではどのようにして相手の口からたくさんの言葉を引き出せられるのかと言うと、この本では「拡張話方」(かくちょうわほう)
と言うテクニックを使って説明しています。
拡張話法とは、相手のはなしを「広げる」ために使われます。
具体的には5つの順番で行います。
それは、、、
感嘆→反復→共感→称賛→質問です
この5つを詳しく話していくと
まず、1つ目の“感嘆”(かんたん)ですが、
相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現の事を言います。
例えばですが、相手から「こんな事があったんだー」と話を振られたら、「へー♪」、「ほー!」、「えー!?」、「うわー!!」
「そうなんですかー😊」と言葉の後ろに絵文字をつけて話すことを言います。
口に出すと少しオーバーリアクションに聞こえてしまいますので一回は自分で練習してから使ってください。
次に2つ目の”反復“(はんぷく)です。
相手の言葉を繰り返す。
この反復の具体例ですが、
相手が「明日は家族と水族館に行くんだー!」
と話してきたら自分は「おー!水族館ですか!」と返すだけです。
一見簡単そうに聞こえますが実際にやって見るとけっこう難しいです。
なぜなら反復するだけでいいのについ自分の事を話すキッカケになるからです。
そこはグッとこらえないと相手の話が気づいたら自分のどうでもいい話に変わってしまいます。
そうなってしまったら元もこうもないですよね^^;
3つ目の“共感”(きょうかん)ですが、
相手の話を感情を込めて理解する。
「人は自分のことをわかってくれる人の事を好きになる」と3大原則に書かれている通り、相手の事をよく知るには相手と同じ感情になる事が大切です。
相手の感情を読み取りナイス共感をしてください。
コツとしては相手の感情に寄り添う表現、
「相手と同じ表情」をしながら、相手の話に深く頷き時に勢い良く、時に静かに共感を言葉にするのがポイントです。
4つ目の“称賛”(しょうさん)ですが、
相手を評価する。
要するに全力で褒めましょう。笑
ですが褒めるにしても適当な事を言ってはお世辞と勘違いされるので、相手にいかに喜んでもらえるかをしっかり見極めないといけません。
ですので褒める前にどんな些細な事でもいいので、この人はここが素晴らしいと感じる事見つけ素直に称賛しましょう。
人は褒められることによってさらに饒舌になります。
最後の5つ目ですが“質問”(しつもん)です。
相手の話を中心に展開させて行くためにその後を追いかけて聞く。
個人的に最後の質問が1番難しいと思っています。
なぜなら、質問することはこの拡張話法の中で自分が自ら考え、なおかついいタイミングで質問しなければならないからです。
ですが、ここでの質問がうまく決まると相手はさらに自分の事を喋りたくなるからです。
質問のタイミングのコツとしては、相手が話し終わって少し間が空いた時に質問する事です。
そうすることによってしっかり相手の話を聞いていると言う認識を相手に持たせ、さらにはしっかり考えて質問していると相手に思わす事ができるからです。
人は基本的に自分をわかって欲しい生き物ですので、この拡張話法を使い相手から話を引き出して相手が気持ちよくなってまたこの人に会いたいと思い好印象を与える事が出来ます。
他にもこの拡張話法を使った“人から嫌われない話し方”や“人の動かす人の話し方”などのテクニックも載っていますので是非一度読んでみてください。